「ピヤホン」TE-BD21f-pnk のレビュー 低音強めでグルーヴを感じるイヤホン

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AVIOTの完全ワイヤレスイヤホン「TE-BD21f-pnk」のレビュー。

話題性は抜群で、一時は各所のショップランキングでは AirPods Pro や SONY WF-1000XM3 といった最新の人気商品を抜いてベストセラー1位になったほどの商品です(※店舗供給が安定した11月末頃)。

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‘ピヤホン’ 概要

ロックバンド「凛として時雨」ドラマーのピエール中野氏が監修したモデルのため、通称「ピヤホン」と呼ばれるようになりました。彼はイヤホン好きでも知られています。

TE-BD21f-pnk は通常モデルの「TE-BD21f」をベースに音質チューニングを施したもので、価格は TE-BD21f よりも高いですが、あくまでスペシャルエディションであるためであり、TE-BD21f の上位モデルというわけではありません。ちなみに TE-BD21f はAVIOTブランドの新フラグシップモデル。

 

発売後しばらくは店舗で購入ができず予約が必要でしたが、最近(2019年11月末頃~)になって流通するようになってきたようです(イヤホン専門店・家電店およびそのオンラインショップ。Amazonは通常版のみ販売の模様)。

話題性ゆえにAmazonやフリマサイトなどでプレ値で転売されていたりしますが、21,860円(税込, 2019年12月現在)程度が基本的な価格なので購入検討中の方は注意してください。

 

 

 

 

 

使用感 音声ガイドなど

イヤホンの電源オンは、後述する充電ケースから取り出した時に自動に行われるほか、電源が切れている状態でボタン()を長押し(ポン音→待つ→ポンポン音の後に指を離す)の操作でもオンにできます。

電源オフは、同じように電源長押し。難しいことは何もありません。

ペアリングについては公式動画が出ているので、そちらが分かりやすいでしょう。
※基本的に、Lだけ「接続済み」になっていればOKで、Rは「未接続」表示で問題ないようです。

一回ペアリングに成功すれば、次回からは自動接続されます(端末のBluetoothがON、イヤホンの電源が入っている状況)。 僕はウォークマンA50で使っていますが、このあたりは端末ごとに使い勝手が異なる可能性があります。

再生中のボタンクリックは左右で機能が違います。詳しくは上記Youtube動画が参考になります。

 

音声ガイドは、声優の花澤香菜さん。

  • イヤホンの電源オン時に「電源、オン!」
  • 電源オフ時に「電源、オフ!」
  • 電池残量が少なくなった時に一定周期で「充電をお願いします」

の3種を聴くことができます。

ノズルと標準イヤピ

全体的な使い勝手は特に不満点は無いように思われますが、一つ注意点を挙げるとすればノズル形状が楕円形であること。付属イヤーピースもこれに合わせ、装着部が楕円形になっています。

一般的な円形のイヤーピースだとそうちゃくが難しいか、できても伸びてしまったり隙間が生じるために装着に違和感が出たり、音質にも影響が出る可能性があります。コンプライなどのフォーム型イヤピは使用が難しそうです。

個人的には、標準装着のイヤピでジャストフィット、快適に使えているので問題ありませんでした。

充電ケース

ケースのフタは二段階式で開くようになっています。途中までスライドしていき、最後にカチッと固定して開ききる感じです。

ケースに電池残量があれば、イヤホンを設置するだけで充電が始まります。

イヤホンの設置はマグネットで吸い付いてくれるので、大体の向きが合っていればOK。位置の微調整はいりません。

▲イヤホンの充電を開始する際は、ケース右側の4つのランプが短時間点灯し、ケース側の電池残量がわかる。

 

音質の印象

良いか悪いかの二択で言いますと、良いです。

愛機の intime 碧Ti3(2万円程度、有線)と比較しても明らかに劣っているということは無く、ワイヤレスにもかかわらず2万円でこの音なら納得です。

とりあえず初めて聴いて印象的だったのは、低音域がやや膨らんでいる点。しかし、バスドラムなどはアタック感が感じられ、エッジが効いておりグルーヴ感のある音とも言えそうです。碧Ti3 にも近い部類なのかも。

もともと低音の量感が多めのEDM曲など、ちょっとボリュームを上げて長く使うと聴き疲れしそうな元気な音です。ドンシャリではありません。

 

製品コンセプトとしてうたわれているのは、

わかりやすく言うと、低域を少しだけ味付けしてあげて、高域の耳に刺さりそうな帯域をちょっとだけ柔らかくするっていう。「ほんのちょっとしか変えてない」っていうのがポイントですね。www.phileweb.com

ということなんですが、これは体感できるレベルでした。こもりは無いですし、刺さりもありません。

TE-BD21f は pnkモデルの購入前に家電店で試聴したことがありましたが、pnk と比較するとやはりフラット寄り。「高音質が良いけど、低音強めは苦手」な方は TE-BD21f の方が合いそうです。ある意味、簡単に言ってしまえばハッキリした違いはそれくらいかも。

 

全体的にはとても印象が良く、使いやすいイヤホンだと感じます。

 

途切れ具合はどうか?

全てのワイヤレス機器で心配されるのがこの点。

今まで使った限りだと、

  • まず当然ながら、周囲に電波の発生源が無い状況でのリスニングは全く問題なし。
  • バス・電車の中も人が多い時(無線通信している人が密集している時?)はまれにプツプツ切れます。
  • コンビニに入店するタイミングでプツプツ切れる時があります。

 

オススメできる人

  • 初めてワイヤレスイヤホンを買う人
  • 低音が強めでグルーブ感を感じたい人
  • バンドサウンド、JPOP、KPOP などをよく聴く人(ピエール中野氏によると、ファンでもある Perfume の楽曲でも開発テストを重ねたとのことなので、エレクトロニカ系も)

オススメできない人

  • 低音が強めのイヤホンが苦手な人(通常モデルの「TE-BD21f」の方が合う可能性)
  • 求める音質の基準が高い人

2020/1/29更新  1ヶ月使ってみて

ほぼ毎日使用していますが、装着感がとても良くて軽やかな感覚が気に入っています。有線の愛用イヤホンも併用しているので「有線には戻れない!」という感じは特にしませんが、そこは個人の感覚次第ですね。音が好きなら有線も無線も愛せるタイプなんでしょう。

一部で言われているようなノイズは一切出ず、正常稼働しています。バッテリーの持ちも十分ですね。

音質のエージングについては、変化が出ているのかは正直良くわかりませんが、初めて使用した時から特に変わっていないように思います。

全体的に、評価は特に変わりません。楽しく聴けています。

 

※アマゾンで購入する場合、転売品や価格吊り上げに注意ください。
「この商品は、AVIOT公式ストアが販売し~」となっている商品をカートに入れることを推奨します。

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