今年最強クラスのワイヤレスイヤホンを手に入れた(MOMENTUM True Wireless 2 レビュー)

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発売日の前倒しに釣られて

当初は5月中旬発売とされていた、ゼンハイザー の MOMENTUM True Wireless 2。

「5月かぁ…」「4月発売のテクニクス買うかぁ…」

周囲ではそんな声が少なからずありました。

そんな中、4月10日頃。なんとMOMENTUM True Wireless 2 の発売日が大幅前倒しになるというニュースが飛び込んでくる。しかも発売日が4月16日ということで1ヶ月も早まると。
コロナ禍(鍋ではない)でこんなフェイク臭いニュースが本当だったとは。

なんという僥倖!

コロナの影響で店頭販売が見込めなくなったためなのか、他国販売分を回してきたのか、テクニクスと真っ向勝負を仕掛けてきたのか、など事情を知るところではありませんが、もはやそんなことはどうでもよいと。
テクニクスをスルーせざるを得ずに気分がモヤモヤしていたのもあったし、これは買うしか無いと。

 

ということで予約して発売日にゲットいたしましたのでレビューをさせていただこうかと思います。
※この記事は製品到着から2日間使用した時点で書いています。

 

商品名が長いので、以下 MOMENTUMと略します。略しすぎ?

なんでテクニクスじゃなくてこっちにしたの?

先日、パナソニック初のワイヤレスイヤホンが出るぞ、という話をしましたね。3種のうちフラッグシップのEAH-AZ70Wはたしかに魅力的で、発売後の評判も上々なようです。ノイキャン結構すごいらしいですね。

【比較表】パナソニック初の完全ワイヤレスが気になるのでまとめる
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ではなぜテクニクスを先に買わなかったか?

aptX 非対応だからです。対応コーデックが SBC、AAC のみ。

 

僕の環境では、ウォークマンA50、Andoirdスマホなので AAC接続が不可能です。

 

「大事なのは実際に聴こえてくる音が良いかどうかではないだろうか?」

こういったご意見もあるでしょうけれど、最低限のSBCで使うしかないようでは、せっかくのテクニクスが宝の持ち腐れ。本末転倒であると言わざるを得ません。

というわけで、テクニクスは誠に遺憾ながらスルーするに至ったわけであります。

 

MOMENTUM True Wireless 2 は SBC、AAC、aptXに対応。

ちなみに3万円以上のイヤホンは今回が初めて。

外観など

 

 

ステムはかなり短く2mmほど。ノズル外径は5~5.5mmほど。内側にはスポンジ状の耳垢ガードが装着されています。

 

付属品は充電用のUSBケーブルと、イヤーピース(XS, S, M, L)。

 

ケース表面は布のような生地で覆われており可愛いですね。

傷は付きづらそうですが なにぶん高級品なので、ケースのケースとして無印良品の「ナイロンコンパクトポーチ」を使っています。ウォークマンや短いケーブルなども入れられるので便利です。

バッテリー問題はどうなの?

僕は持っていませんが、前作の MOMENTUM True Wireless(無印)はイヤホンをケースに入れておくとそのまま放電を続けてしまってバッテリーがすぐカラになってしまう、というヤバい「仕様」があったと聞きます。

 

さて今作「2」がどうなのかと言うと、どうやらそういう事は全く無さそうですね。

届いた初日に少し試して、ケース(充電100%)に入れて一晩たってから取り出してもバッテリー残量は100%のままでしたし、1日使って(80%)からまたケースに入れて一晩経ってから取り出したところ、100%でした。

ケースから出した状態で置いておくと一定時間で電源がオフになっていましたし、アプリからタップ操作を変更することで手動でも電源を切れるようにできます。

僕は以下のように設定しました。

僕の場合はイヤホンのタップで音量調整や曲送りなどをすることはないので、両耳を同じ操作にしました。

ノイキャン性能はどうなの?

かなり控えめです。

ノイキャンの強さを重要視している方は要注意。

 

これがどういう事か、ヒントは公式サイトに書かれています。

遮音性の高い構造がもたらすパッシブアイソレーションと、アクティブノイズキャンセレーションを融合させることで、静寂と高音質を両立。ja-jp.sennheiser.com

また、

(略) that ANC technology can only reduce ambient noise in low frequency range <1 kHz, e.g. engine sounds. The MOMENTUM True Wireless 2’s excellent passive noise isolation additionally reduced significantly ambient noise in higher frequency ranges.

To achieve best possible sound isolation and ANC performance, it is important to choose the ear adapters that best fits your ears.

訳:このANCは外音の低周波(1kHz以下、たとえばエンジン音)だけを低減します。そしてさらに優れたパッシブノイズアイソレーションによって高い周波数の外音を低減します。

ベストな遮音とANCのパフォーマンスを実現するには、耳に完全にフィットするイヤーピース選びが重要です。

cdn.sennheiser-cloud.com

サウンドアイソレーションとは、遮音です。

 

つまり、MOMENTUMのノイキャンの仕組みは

  • 低い音はANC(アクティブノイズキャンセレーション)によってデジタルでカットし、
  • 高い音はイヤホン本体の構造上の遮音性(フィット感やイヤピース)によってバッテリーを使わずに物理的にカットするのだと。

こういう考え方なんですね。

 

ソニー WF-1000XM3 や アップル AirPods Pro のように、外音全体に逆位相をぶつけてかき消す、いわばテクノロジーを駆使したパワフルなキャンセリングではなく、極力自然なキャンセリングを志向しているような感じでしょうか。

MOMENTUMでは最初からノイキャンの「強さ」で他社製品と競うつもりはなさそうですね。

▲Sony WF-1000XM3

▲Apple AirPods Pro

 

さて最初に申し上げた「控えめである」という話ですが、

人によってはほとんど ON/OFF の違いを感じないレベルかもしれません。オマケ程度か、補助的な機能といっても差し支えないかもしれません。

ONにすれば確かに多少は変わるが、劇的にノイズが低減されているとは言えない(ゆえに音質にも影響がない)といった感想です。

 

良い面としては、ホワイトノイズなど「ノイキャンによって発生するノイズ」はほぼ皆無ということですね。

接続について

ケースから取り外すると電源が入りますが、耳に装着すると「パワーオン」とアナウンスが流れます。

再生機器や操作順序によると思いますが、初回の接続登録をしたあとは割と安定的に自動接続(左右ほぼ同じタイミングで「コネクテッド」のアナウンス)してくれるようになります。

 

買い物の時とか、耳から外す必要ある?

MOMENTUM は耳に少しねじ込んで装着するタイプなので急に取り外すのは難しいですが、その必要はほとんどなさそうです。

外音取り込み機能(アプリ上ではTransparent Hearingという機能名は右耳を 2回タップ(変更可能)で外音が聴こえるようになります。
アプリの設定で音楽を止めるようにすることもできますので、急に話しかけられたり、アナウンスを聞きたい場合にも便利です。

聴こえてくる外音はかなり自然で、外音取り込みをONにしたまま音楽を流さなければ、イヤホンを装着していることを忘れてしまうレベルかもしれません(ちょっとオーバーかな?)。

ノイキャンがとても控えめなので、その代わりに外音取り込みに力を入れたのかな?という感じもしますね。

ちなみにタップ時は「ピッポッパッ」と回数に応じて異なる音階が鳴ってくれるので、「いま何回タップした事になっているのか?」がハッキリ分かります。タップミスにも気づきやすいので良心的。

耳から外すと音楽止めてくれる?

はい。

Smart pause という機能でできます。

アプリでON/OFF可能です。デフォルトはONだったかと思います。

音質について

もはやゼンハイザーの最新製品という時点で語るまでもないかとは思いますが、音質はたいへん良いです。

モニタリング 対 リスニング で分けるなら、完全にリスニング用途向きです。

耳障りな「刺さり」はなく、おだやかにまとまっていて全体的にややウォームな印象がありますね。

やや低音が強めな感じもいたしますがバランスは秀逸で、音の広がりはやや広く、立体感や臨場感が感じられ、曲によってはわずかにライブ感も感じられたりなんかして、とても楽しませてくれますね。

 

ちなみにアプリではこのような感じで直感操作のイコライザーが利用できます。

残念なポイントもちゃんと話す

結構褒めておりますが、もちろんゼンハイザー様からは1円たりともいただいておりません。

提灯記事にはしたくないので、残念に感じた部分についてもお話しておきたいと思います。

 

…と申しましても音質については本心から不満がありませんので、アプリの話をします。

 

アプリを立ち上げるとこのような感じ。

 

不満点① ファームウェアのアップデートだるすぎ問題

たぶんこういった問題は環境にもよるので、当てはまらないオーナーさんもいらっしゃるかと思いますが、実際に起きた事実として書いておきます。

とりあえず初めてアプリを起動して設定画面に入ると、こういうふうにアップデートができることが分かります。
(※あとから気づきましたが、もしかするとアップデートしないとノイキャン使えない?)

そのまま実行すると始まるわけですが、

50分?

うーん。まぁこういうのって間接的にインストールするわけだから仕方ないかぁ、と思い実行。

僕のスマホはけっこう古いのを長く使っておりまして、壊れる兆候がないため買い替えチャンスを見失っているのですが、Bluetoothバージョンは4.2です。5.0以上だと数分くらいで終わったりするんでしょうか?

 

最終的に要した時間は1時間ちょい
※途中で2回ほど接続が切れましたが、レジューム機能があるので最初からやり直しということはありません。

はっきりと検証してませんが、スマホのスリープ機能は切っておいたほうがいいかもしれません。

または、スリープ時にネットワークを遮断したりする省エネ機能があればOFFにしたほうがいいかもしれません。

Bluetooth4.2での接続とはいえ、このように1時間かかるのは普通なことなんでしょうか? 放置するだけだし、ちゃんと終わったので不満というほどでもないですが、敢えて残念な点を挙げるのであればこの件が一番大きいと思いました。

何だかんだいっても、ゼンハイザー公式も「アップデートしろよ!」と仰っているので、買ったらまずアップデートしましょう。

 

 

不満点② 一瞬ビビらせてくる表記

 

こちらを御覧ください。アップデート後の設定画面です。

 

 

ん?

 

 

えぇ…(困惑)

 

英語表記にしたところ「バッテリーライフ」なので、「寿命」っていうか「バッテリーをより多く消費します」とかの方が誤解が少なくて良いのでは…。まぁ解釈次第なので完全な誤りではないですが。

 

こんな感じで、今のところイヤホン自体には致命的な問題は無いので、細かいことを指摘するくらいしかネガティブポイントを挙げることができません。

ん?価格はネガティブポイントではないと?

単純に

「4万(で買える)」

と言うと、えっ…高っ… となるのは皆さん同じかと思います。

ただ、(今回は衝動買いに近いですが)実際に買ってみて、少なくとも僕の手持ちの2万円のイヤホンと比べてワンランク上、またはそれ以上の音を手に入れたと思っており満足感もあります。

そうすると3万円台という価格は高すぎるということは無いと思いました。

すでにウン十万円の音に慣れまくっている御方の感想は分かりませんが、2万円、1万円、それ未満のイヤホンからグレードアップしたいという方に於かれましては、思い切ってしまってもいいのではないかと思います(いらっしゃいませ)。

僕は買って後悔はなかったのでオススメしておきます。

というわけで、

音質を最優先に求める御方や、僕のように仕様上の都合でテクニクスを諦めた方、現行で最高クラスの音質を備えるトゥルーワイヤレス・イヤホンを試したい御方はぜひお試しくださいませ。

気になった御方はぜひどうぞ↓

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