最近、Amazonが「置き配」を標準的な配送方法にする実験を開始するというニュースが流れましたね。
海外では「ドアを開けて玄関内に荷物を置き配(諸条件あり)」なんて試みも始めるのだとか。さすがに日本では難しそうですが。
とりあえず今回は、日本で始まった「置き配」とはどんなものなのか、実際に利用してみたレポートです。
「配達受け取りたいけど、仕事で18時・19時に帰宅できんのよ~」という人は注目のサービスでしょう。
置き配指定について
置き配は、Amazonから以下のように説明されています。
「置き配指定」を利用すると、お客様のご在宅・ご不在にかかわらず、ご指定いただいた場所に商品を配達し、サイン不要で配達完了になります。
置き配指定は、Amazon.co.jpが発送し、一部のデリバリープロバイダがお届けするご注文が対象です。置き配指定を利用すると、お客様のご在宅・ご不在にかかわらず、ご指定いただいた場所に商品を配達します。受取時のサインは不要で、指定場所への商品の配達をもって配達完了とします。 置き配指定対象商品の場合は、注文確定時に、お届け先住所の下に商品の配達場所を指定するための置き配指定のリンクが表示されます。https://www.amazon.co.jp/b?node=6665180051&ref=hp_lp_201911070_udp
ということで、全ての商品、すべての配送会社で利用できるわけではありません。
また、地域によっても置き配できない場合もあります(Amazonによれば、順次地域を拡大していくとのこと)。
置き配の指定は超簡単
配送会社への個人的な連絡は不要(連絡しても、おそらくアプリかWebから指定してくれと言われるでしょう)。
注文時に選ぶか、注文履歴からポチポチするだけ。
▲「次回以降も~」はデフォルトで毎回チェックが入っているので注意。
また、置き配できないケース(後述)の規定も要チェック。
配達「直前」の置き配指定は無効かも
実は以前にも一度置き配にしてみた事がありましたが、配達直前に置き配指定をしたためか、画面上では正常に手続きできていたにもかかわらず配達員に伝達されずに持ち帰られてしまったケースがありました(ギリギリすぎたため、配達員に非はありません)。
ですから、アプリなどで「(置き配の指定を)保存しました」と出ていても100%ではありません。余裕を持って指定したほうがよいですね。
実際に荷物が「置き配」された
今回は配達開始前に置き配にしておいたところ、
「こんな感じで箱置いといたからヨロシク」
という写真付きのメールが来てました。帰宅前から荷物が置かれている様子がイメージできるのはありがたい。
確かアプリのプッシュ通知も来てたかと思います。
▲モザイクはブログ要に僕がつけたものです。
配達から約1時間後、帰宅。写真の通り、玄関に荷物が置かれていました。ホッと一息。
これで配達完了になっているので、不在票などの投函はもちろんありません。
紛失・盗難については後述しますが、帰宅まで時間が開かないようであれば玄関先がよいのではないかと思います。
もし荷物が紛失(盗難)した場合どうすんの?
調べた限りだと、Amazonの公式情報では補償対応について「状況を伺って再送・返金する」としか書かれていません。
大事なことなので、
実際にAmazonに聞いてみた。
※実際のやり取りをもとに編集しています

置き配を指定した荷物が、配達完了にもかかわらず無くなっている、
または盗まれた場合はどうなるんでしょうか?

通常は配送業者に調査した後、適切に対応いたします。
万が一、見つからなかった場合、返金また交換を承ります。

もし置き配された商品が盗難されたとしても、

はい、仰るとおりです。
ということでした。
実際に被害に遭っていないにもかかわらず具体的な話をすることはできないので質問はここで切り上げましたが、基本的には客が泣きを見ることは無いと考えてよさそうです。
ただしあくまで「基本的には」。
状況次第で対応が変わってくる可能性はあるでしょうし、悪用のリスクにもAmazon側で対策しているのでしょうから、大ごとになった後に「勘違いでした…すんません…」なんてことが無いように気をつけたいですね。
置き配できないケース
下記のケースに該当する場合は、「置き配指定」を設定してもご利用いただけませんのでご注意ください。
- 郵便ポストに投函可能な梱包で発送された商品
- 置き配に対応していない配送業者が商品を配達する場合
注:
注文確定画面で置き配指定を設定した場合は、お届け先住所の情報として設定が保存され、次回以降のご注文に自動的に適用されます。
置き配指定で配達場所を設定していただくことで、お客様には、配送業者が配達場所へ配達するためにお客様の居宅や車庫、またはマンション等の共有の敷地内に立ち入ること、また、お客様の指示に基づいて配達場所に商品を置くことをご了承いただいたものとします。(例えば、玄関前にお届けするために、配達員が門扉を開け敷地に入る、など)
置き場所を選択する際は、安全に配達するため人目につきにくい場所、風雨の影響を受けない場所を選択してください。
マンション等の場合は、管理組合によって定められた規約に従い配達場所をご指定ください。
配送業者がご指定の配達場所に入れない、ご指定の配達場所を特定できない、ご指定の配達場所が使用できない、またはご指定の配達場所が安全な場所でないと判断した場合は、配達を行わずに商品を持ち戻ることがあります。https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201911070
再配達の手続きや受け取りを減らし、運送屋さんの効率アップにもわずかながら貢献できる。
家や敷地の構造、品物の性質にもよりますが便利なシステムなので有効に活用していきたいですね。