以前に紹介した、翻訳機「ポケトーク」に最新モデル「Sシリーズ」が登場。
今回で3代目なので、販売の好調さがうかがえますね。
テレビでもたまに使われていたり、紹介されたりしていますよね。
さて、今回は新型Sシリーズと、旧型となったWシリーズの違いをみていきましょう。
翻訳性能は同じ
インターネットに接続して翻訳処理をするので、SシリーズもWシリーズも翻訳の性能は同じです。
また、対応言語も同じです。
※対応言語リストはコチラ
処理性能は同じ
搭載されている
- CPU
- OS(Android8.1ベース)
- メモリ
は同じです。
翻訳の処理に大きな違いが出ることはなさそう。
Sにはカメラ翻訳がある!
ここが非常に大きな違いです。
Sシリーズには背面にカメラが付いていて、カメラで文字を読み取って翻訳することができるのです。看板やメニュー表などをカメラで撮影して自動翻訳してくれるので、海外では重宝しそうです。
さらに!Sだけの機能は
- AI英会話レッスン機能
- 現地の単位を換算
- 現地の時間を自動表示
があります。それぞれ地味な感じはしますが、海外旅行などの際にはあると便利そうですね。
画面の大きさ・精細さはSシリーズが上
基本的な外観スペックは、Sシリーズが全て勝っています。
手のなじみはWの方が丸みがあって良さそうですが、Sのほうが洗練されています。
Sシリーズ | Wシリーズ | |
---|---|---|
画面大きさ | 2.8インチ | 2.4インチ |
解像度 | 640 x 480 (px) | 320 x 240 (px) |
本体大きさ | 幅:53.8mm 高さ:91.6mm 厚み:11.5mm |
幅:59.8mm 高さ110mm 厚み:15.8mm |
本体重量 | 75g | 100g |
※ポケトーク公式サイトをもとに作成
通信の性能は
ここも何気に重要なポイント。インターネット接続が必須ですからね。
まずデータ通信ですが、
- 3G 接続時は、同じ性能。
- 4G 接続時は、Sシリーズのほうが対応バンド数が広い。
→ 実際は場合によりけりだが、多少は繋がりやすいかも?
続いてWi-Fi 性能ですが、
まず基本として 2.4GHz と 5.2GHz は共通で対応、
Sシリーズは 5.3GHz帯と 5.6GHz帯に対応となっていますが、大きな違いとは言えないでしょう。
5.3GHz帯はそもそも電波法で屋外利用がダメ、
5.2GHz帯は衛星通信などと同じ周波数で、隣接する5.3GHzは気象レーダーが使用しているため制限があります。
また、市販のルーターには、レーダー等を感知すると自動的に他の無線チャンネルに変更し、1分ほど無線通信ができなくする機能(DFS)を搭載する義務があるそうです。
屋内で使用する際はそもそも2.4GHzが使えれば十分な場面が多いでしょうし、屋外でポケットWi-Fi ルーターを使用するにしても 5GHz はアテにならないのが現状かと思います。
唯一、Sシリーズが負けているのは
バッテリーに関しては旧モデルのWシリーズのほうが遥かに上です。
この点は、Sシリーズで唯一にして、最も残念な部分と言えます。
Sシリーズ | Wシリーズ | |
---|---|---|
バッテリー容量 | 1200mAh | 2200mAh |
連続待受時間 | 約60時間 | 約240時間 |
充電にかかる時間 | 約105分 ※付属の電源アダプター (5V / 1A)を使用時 |
約135分 ※5V / 1.8A で充電時 |
本体重量 | 75g | 100g |
※ポケトーク公式サイトをもとに作成
「充電にかかる時間」については充電の条件が異なり、比較としては適切ではないのでご注意ください。
Sシリーズも 5V / 2A くらいの急速充電器を使えば、60分くらいになるんじゃないでしょうか。
ちなみに急速充電器なら、定評のあるAnker社製がおすすめ。僕もAnker製品をよく使っています。
価格は1万円くらいの差
最新のSシリーズのほうが高いです。販売価格はショップによりますが、定価なら1万円の差です。
実はWシリーズは定価29,880円でしたが、19,800円に大幅値下げしたのです。
ただし、Wシリーズはなぜか充電器(コンセントに指すヤツ)が付いていないので、自分で用意する必要があります。まぁ、2,000~3,000円でいいのが買えますけどね。
先程も紹介しましたが、Anker社製のものがおすすめです。
管理人はどう見る?
価格差は微妙なところですが、やはりカメラ翻訳をしたいかどうか がポイントでしょう。
したいなら、Sシリーズ一択。
ただし翻訳性能は同じなので、価格が気になるようであれば、Wシリーズで問題無いということになります。
なるべく充電回数は少なくしたい、なるべく長時間使いたいということならバッテリーで大きなアドバンテージを持つ Wシリーズのほうが良いですね。
Amazonで買う場合、もしもの時の保証を考慮するなら出品者が「ソースネクスト公式」になっているものを買うのがよいでしょう。