中華イヤホン Revonext RX8 をレビュー

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いわゆる中華イヤホンと呼ばれているものを購入するのは初めてです。

発売日は 2018年8月末。

 

画像はクリックで拡大します

箱はとてもコンパクト。比較対象として別のイヤホンを一つ置きました。

 

箱の裏側を見てみますと、スペックの記載が。

 

周波数帯域 7 – 40kHz って(もちろん7kHzではなく7Hz)。
ウン万円するハイレゾ対応イヤホンでも大体が 15Hz – 40kHz とかですから、このスペック表記が正しいならすごい広範囲をカバーしているんですね。広ければよいというものでもないでしょうけど。

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プレビュー

開封。リケーブル(ケーブル着脱)できるタイプなので、本体とケーブルが別々に入っています。
新品なのに最初からブリスターに引っかき傷がついている部分は、中華イヤホンにありがちなことらしいので、ご愛敬ということで。
ちなみに外箱についても、ビニールを剥がした時点で少し傷などがありました。

本体部分には傷・指紋などはなくキレイです。貝の化石のような独特なデザインですね。

ブリスターの下にはケーブルとサブのイヤーピース。


ケーブルを差す際は、向きをしっかり確かめながら。

ステム外径は5.6mm – 6mmほど。

ステム部分も含め、作りは思ったよりまともですね。
耳掛け部分にワイヤーは入ってませんが、ビニール被膜があり、最初からある程度の曲がりクセがつけてあるので、装着が難しいということはありません。

今回、本体カラーはブラックを購入していますが、ケーブル色は暗いゴールドに近い色合いです。手触りはサラサラとしていて柔らかく、扱いやすい方だと思います。

イヤーピースは見た目、質感ともに安っぽいですが、それほど問題にはならないと思います。

ドライバについて

この製品は、高音やディテールに特徴が出るバランスド・アーマチュア(BA)1つと、低音など迫力を表現するダイナミックドライバー(DD)1つを搭載したハイブリッド型イヤホン。

この単語を初めて聞くという方もいると思うので一応説明しておきますと、BAはもともとは補聴器に使われていたドライバーユニットであり、ダイナミック型に比べて繊細な音作りが可能なものです。


image: audio-technica.co.jp 

多くの有名メーカーでは、搭載されるドライバ数が1つ増えるごとに価格も跳ね上がるのですが、中華イヤホンは基準がとても低く、低価格で複数ドライバのものが試せるのが最大のメリットです。

当然ながら、実際のドライバの質とか出てくる音がショボければ意味がないです。ドライバ数が増えるほど価格は上がりますが、性能も上がっているとは限りませんし、音質とか、実際に聴こえてくる音が良くなっていくとは限りません。

音について

さて、Revonext RX8 は 1BA+1DD というドライバ構成ですが、音の雰囲気はどんなものでしょうか?

箱出し一発目の印象としては、思ったよりも良い
中華イヤホンということで期待せずに試すつもりで買ったので、「へー何これ、なかなかいいじゃないか」という、嬉しい誤算

特徴としては低音域が強めで、ボーカルなどの中音域はクリア。
高音域は量がどうというよりはキレイという印象。サ音などの「刺さり」もほぼ無いです。

パワフルなサウンドなので、EDM系などのように元々アタックが強い低音が多い曲にはあまり向いていないか、長時間のリスニングは疲れやすいかもしれません。

ロックなどのベースはしっかりと聴こえてきて厚みが感じられるので、迫力があります。
生楽器としてのバスドラムが引っ込みがちになる曲でもしっかり拾ってくれるので、ベース音と合わさってグルーヴを感じやすくなると思います。

何せ価格が安いので、価格相応な荒い部分は確かにあります。しかし聴く曲やジャンルによっては期待以上の音を出してくれる場合もありますので、人とは違うイヤホンが欲しい人や、音がなかなか良く低価格なイヤホンを探している人はお試しになってみてはいかがでしょうか。

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