MEE audio というメーカーの M6 PRO 2nd Generation イヤホンの試聴レビューです。
結論から言いますと、5,000円前後なら十分選択肢に入るクオリティを持ったイヤホンですよ。
もともとこのメーカーは知りませんでしたが、
フジヤエービックが公開した「ヘッドフォン祭アワード 2018春」にて、1万円以下のハイコスパ部門で金賞となっていたのがきっかけで知りました。
スペック
発売日は2018年5月。定価は税込5,940円。
ドライバータイプ:10mm ムービングコイル(ダイナミック)
周波数応答:20Hz – 20 kHz
インピーダンス:16 Ohms at 1K
感度:100±3 dB (1mW at 1KHZ)
最大入力電力:30mW
通話用内蔵マイク指向性:オムニ
通話用内蔵マイク周波数応答:100Hz – 10kHz
通話用内蔵マイク感度:-42dB± 3dB
ケーブル長:1.3m
コネクター:3.5mm
防水規格:IPX5
筐体は小ぶりで合理的な作りになっています。シンプルなデザインも良いですね。
ケーブルは手触りがよく、安っぽさを感じません。
同梱物
割としっかりしたポーチ、
6種のシリコンイヤピース、
ComplyTシリーズ1ペア が付属しているほか、
通常のステレオケーブルに加えて通話用マイクが内蔵されたヘッドセットケーブルが付属しているという豪華っぷりは少し驚きです。
イヤホン本体については、実質3 ~ 4,000円台と考えてもよさそう。
音質
先に述べたように付属品が豪華なので、イヤホン本体の価格は実質3 ~ 4,000円台と考えます。
その前提で評価をすると、まずコスパ良好なのは間違いないですね。
黒線が本製品、ベージュ線は初代製品。
よりフラットに、低音から高音まで滑らかな音作りになっていることが分かります。
この製品はIEM(インイヤーモニター)というコンセプトですが、実際に聴いてみた感じだと価格なりというか、モニターと言うには粗さを感じます。
リスニング用という前提で聴くなら、低音も割と過不足なく出してくれるので問題にならない印象です。
最低グレードの手軽なモニターイヤホンが欲しい人はこれでも良さそうですが、普段使いのリスニング用のほうが向いています。
価格帯としては、final E2000/3000 と同等で、音のクオリティについても対等に渡り合うような印象があります。